塾なしでの都立中学受験勉強方法

塾に通わない人向け都立中学受験勉強法

都立中学受験向けの勉強方法〜家庭学習、読み取り問題対策〜

塾なしで都立中学受験をする人向けの勉強方法紹介です。

 

都立中学受験向けの勉強方法(家庭学習編)

都立中高一貫校の適性検査では国語の読解問題に似たものが数多く出題されます。

 

適性検査(1)と適性検査(2)といったように、2種類の検査がある中学では、そのどちらかをすべて文章読解問題としているところもあります。

 

これは都立中高一貫校が知識よりも思考力や判断力を重視する選考を行っているためです。

 

 

この種の適性検査対策として必要なのは読書です。
王道の勉強法ですが、こうした家庭環境で差がつくものなので注意しなければなりません。

 

子どもが読書好きになるかは家庭環境による

「本を読みなさい」といくら言っても読まない子は本を読みません。
逆に本を読む子は、誰も何も言わなくても自然と本を読んでいます。

 

では、子どもが本を読むか読まないかは生まれつきの性格によるものなのかというと、そうではありません。家の中が読書する雰囲気にあるかということが大事です。

 

子どもが自然に読書する家庭とは

中学受験生にとって親や兄弟など周りの人が与える影響は大きいものです。直接的な言葉で伝えなくても、自然と影響を受けているものです。

  • 親や兄弟が本を読む習慣がある
  • 子どもの勉強部屋以外にも自宅に本がある
  • 話題になっていることについて親子で会話がある

こうした家庭の子は自然と本を読みます。

 

子どもが本好きになる一番良い方法は、親が本を読んでいる姿を子供に見せることです。
あくまで親の自分が好きな本で構いません。

 

あとは、自宅のリビングなど目につくところに本を置いておけばOK。
本を読むのが自然なことと思えば、子どもも自分の興味のある本を読むようになります。

 

世間で話題になっていることを親子で話す習慣があれば、それに関連した本を自分で見つけて読むようにもなります。こうして読書好きにさせる雰囲気を家庭内に作ることが適性検査対策になるのです。

 

都立中学受験向けの勉強方法(読み取り問題対策)

都立中高一貫校の適性検査問題の特徴として資料の読み取り問題というものがあります。

 

これは提示された統計データや資料をもとに問題に答えるもので、表から読み取れる傾向について述べなさいといった高度な問題も含まれます。

適性検査には国語や算数といった科目がないため、総合問題という形式になっているため、よく出題されます。特に時事問題に関連したテーマのものが頻出です。

 

新聞や雑誌の切り抜きを活用

適性検査で出る資料の読み取り問題対策に有効な勉強法は、新聞や雑誌の切り抜きです。

 

新聞や雑誌には記事に関連した図や表が掲載されています。
記事よりも、こうした図や表を中心に切り抜くことが効率的です。

 

記事だと読まないと分からない部分が多いのですが、図や表は見た目だけでも内容が分かります。

 

切り抜きで大切なのは、切り抜いた後に読み直すこと。
この点で図や表のほうが社説よりも読み直したくなるので勉強に役立ちます。

 

世間の出来事に興味を持つきっかけにもなる

図や表を切り抜くことは、世間で起きている出来事に興味を持つきっかけにもなります。
これが適性検査対策としても役立ちます。

 

適性検査の問題では、世の中の出来事に関連した問題が出題されることもあります。

 

時事問題対策として受験前にまとめて勉強するよりも、日々の勉強の中に取り入れるほうが入試で通用する実力がつきます。

 

都立中学受験向けの勉強方法(記述問題対策)

都立中高一貫校の適性検査では記述問題が大きなウェートを占めています。

 

ほとんどの中学では適性検査は(1)と(2)に分かれていて、どちらかが国語に相当するもので、もうひとつが算数、社会、理科など総合的な問題です。

 

この国語に相当するほうの適性検査は、ほとんどが記述問題です。
文章を読んで自分の考えを述べるという作文に近いものが多くなっています。

 

記述で指定される文字数は、400字から600字程度でそれなりのボリュームがあります。

 

なお、適性問題は(1)と(2)の両方(学校によっては(3)もあり)を受けなければならないので、記述対策がどうしても避けられないのが中高一貫校入試です。

 

私立中学とは異なる記述問題対策

都立中高一貫校の適性検査は私立中学の入学試験とは性格が異なります。

 

入学試験ではなく適性検査と言っていることから、その時点での学力を測るものではなく、
入学後に学力が伸びる適性のある子どもを選抜しようとするものです。

 

これを見極めるのが記述問題です。
そのため、私立中入試では受けのいい「欠点のないまとまった」文章が良いとは限りません

 

記述問題は一定の実力をつけてしまえば、当日の点数が計算できる問題となります。
問題との相性といった心配がなく、確実に稼ぐことができる科目になるというわけです。

 

適性検査が2〜3種類しかない都立中入試ではこれは大きなメリットです。
早めに記述対策をしておくことをオススメします。

 

おすすめ勉強法

読解問題で必要な「記述力」を添削で磨く

都立中の適性検査では、400字程度の記述を求められる読解問題が出題されます。適性検査は学校により2科目か3科目となりますが、そのうちの1科目はこの読解問題です。記述は配点も高く、ここが合否を大きくわけます。
記述対策は塾での勉強だけではなかなか身につきません。実際に「自分で書いて、添削してもらう」。ここが重要です。この添削に関しては、通信講座にノウハウ(定期的に書かせる仕組みも含め)があります。記述力はすぐに身につくわけではありません。都立中を受検するのであれば、早めのスタートをオススメします。

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