
2023年度(令和5年度)入学生の両国中受検倍率は、男女とも前年度から上昇しました。
男子は4.63倍から4.66倍(2023年度)に、女子は4.51倍から4.64倍(同)になりました。
都立中入試(一般枠)は、適性検査と呼ばれる筆記試験と小学校の成績による内申点の2つで選抜が行われます。適性検査と内申点の割合は募集要項で公表されていて、両国中の令和5年度入試では、適性検査80%、内申点20%となっていました。
都立中入試での適性検査は2科目実施する学校と3科目実施する学校があり、両国中は適性検査を3科目実施しています。
2科目、3科目という表記にしていますが、都立中入試は国語、算数、社会、理科という教科別の試験ではなく、適性検査【1】、適性検査【2】、適性検査【3】という形式で試験が行われます。
適性検査【1】 | 9:00〜9:45 | 共同作成問題 |
---|---|---|
適性検査【2】 | 10:25〜11:10 | 共同作成問題 |
適性検査【3】 | 11:50〜0:35 | 独自問題 |
共同作成問題とは、都立中で共通の問題。独自問題とは、両国中独自の問題のことです。
適性検査U、Vでは、文章や図表などから情報を読み取り、論理的に考えたり、自分の意見を述べたりすることが求められます。新聞や雑誌などで時事問題に触れたり、読書感想文や作文などで表現力を鍛えておくことが必要です。また、時間配分にも注意しましょう。試験時間は45分ですが、問題数が多く、時間が足りないこともあります。時間内に全問解くことができるように、スピードと正確さを両立させる練習をしましょう。
両国中入試での内申点は総合成績1000点満点中200点分(20%)を占めています。小学校の通知表をもとに下記の方法で計算されます。
教科 | 5年評定 | 6年評定 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
3 | 2 | 1 | 3 | 2 | 1 | |
国語 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
社会 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
算数 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
理科 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
音楽 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
図工 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
家庭 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
体育 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
外国語 | 40 | 25 | 5 | 40 | 25 | 5 |
合計 | 360 | 360 | ||||
満点 | 720 |
合格判定では、720点満点で計算した値を3.6で割り200点満点に換算します。
両国中に合格するには、過去の出題傾向を踏まえた対策が必要です。
くわしくは下記の記事で解説しています。
出願受付 | 令和5年1月12日(木)から令和5年1月18日(水)まで |
---|---|
適性検査(入試) | 令和5年2月3日(金) |
合格発表 | 令和5年2月9日(木) 午前9時 |
入学手続き | 令和5年2月9日(木)午後3時まで、2月10日(金)正午まで |