都立両国中の入試関連情報(適性検査、内申点など)

都立両国中の入試関連情報(適性検査、内申点など)

両国中入試関連情報

両国中の倍率は?

2024年度(令和6年度)入学生の両国中受検倍率は、男子4.39倍(前年4.66倍)、女子3.89倍(同4.64倍)で男女とも前年から低下しました。

 

両国中入試の仕組み

都立中入試(一般枠)は、適性検査と呼ばれる筆記試験と小学校の成績による内申点の2つで選抜が行われます。適性検査と内申点の割合は募集要項で公表されていて、両国中の令和5年度入試では、適性検査80%内申点20%となっていました。

 

両国中の適性検査内容

都立中入試での適性検査は2科目実施する学校と3科目実施する学校があり、両国中は適性検査を3科目実施しています。

2科目、3科目という表記にしていますが、都立中入試は国語、算数、社会、理科という教科別の試験ではなく、適性検査【1】、適性検査【2】、適性検査【3】という形式で試験が行われます。

両国中の項適性検査内訳(令和6年度募集要より)

適性検査【1】 9:00〜9:45 共同作成問題 文章を読み取る力や、自分の意見を文章で分かりやすく表現する力を見る。
適性検査【2】 10:15〜11:00 共同作成問題 資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などを見る。
適性検査【3】 11:30〜0:15 独自問題 課題に対して科学的・数理的な分析を行い、総合的に考察し、判断・解決する力を見る。

共同作成問題とは、都立中で共通の問題。独自問題とは、両国中独自の問題のことです。

 

適性検査問題(令和5年度入試)内容

適性検査T(45分)全5ページ
  • 2つの文章を読んで設問に回答
  • (問題1、配点15点)文章から該当箇所を抜き出し
  • (問題2、配点25点)指定の単語を用いて説明(記述)
  • (問題3、配点60点)400字以上440字以内での記述
適性検査U(45分)全12ページ
  • 大問【1】(問題1、配点15点)(問題2、配点15点)
  • 大問【2】(問題1、配点20点)(問題2、配点20点)
  • 大問【3】(問題1、配点14点)(問題2、配点16点)
適性検査V(45分)全10ページ
  • 大問【1】(問題1、配点15点)(問題2、配点15点)(問題3、配点10点)(問題4、配点10点)
  • 大問【2】(問題1、配点10点)(問題2、配点20点)(問題3、配点20点)

 

適性検査対策

適性検査U、Vでは、文章や図表などから情報を読み取り、論理的に考えたり、自分の意見を述べたりすることが求められます。新聞や雑誌などで時事問題に触れたり、読書感想文や作文などで表現力を鍛えておくことが必要です。また、時間配分にも注意しましょう。試験時間は45分ですが、問題数が多く、時間が足りないこともあります。時間内に全問解くことができるように、スピードと正確さを両立させる練習をしましょう。

 

両国中入試での内申点計算方法

両国中入試での内申点は総合成績1000点満点中200点分(20%)を占めています。小学校の通知表をもとに下記の方法で計算されます。

教科 5年評定 6年評定
国語 40 25 5 40 25 5
社会 40 25 5 40 25 5
算数 40 25 5 40 25 5
理科 40 25 5 40 25 5
音楽 40 25 5 40 25 5
図工 40 25 5 40 25 5
家庭 40 25 5 40 25 5
体育 40 25 5 40 25 5
外国語 40 25 5 40 25 5
合計 360 360
満点 720

合格判定では、720点満点で計算した値を3.6で割り200点満点に換算します。

 

両国中に合格するには

両国中に合格するには、過去の出題傾向を踏まえた対策が必要です。
くわしくは下記の記事で解説しています。

 

【参考】令和6年度入試(2024年4月入学)日程

インターネット入力期間 令和5年12月21日(木)から6年1月18日(木)まで
書類提出期間 令和6年1月12日(金)から1月18日(木)まで
試験日 令和6年2月3日(土)
発表日 令和6年2月9日(金)午前9時
入学手続き 令和5年2月9日(金)午前9時から午後3時まで。2月13日(火)午前9時から正午まで

今回から出願方法が「インターネット入力」+「書類提出」に変わりました。

 

令和6年度学校説明会・見学会情報