中学受験生の保護者ができることのひとつは夜食を作ってあげることです。
「温まって、消化の良いもの」などメニューを思案してるのではないでしょうか。
最後の追い込みの時期は、どうしても夜遅くまで勉強することになります。
そこで、お腹が空いていては勉強はできません。
かといって、満腹でも集中力が落ちてしまいます。このサジ加減が難しいところ。
特に中学受験生(小学生)の場合は、まだ自分で調整することが出来ません。
ここは保護者が適切にサポートする必要があります。
夜食の摂り方にも合格する人とそうでない人には違いがあります。
違いは食べるもの(メニュー)だけではありません。
大切なのは食べる量とタイミング。
翌朝の朝食時にお腹が空いているのが目安です。
夜食のあとは勉強もしますが、基本的には寝るだけ。
ここで夜食が消化できずに残ってしまうと朝食に影響します。
朝食を食べないと一日のリズムが崩れ午前中に頭が働きません。
都立中高一貫校も含め中学受験の試験は午前中です。
試験日だけでなく試験が近づいたら朝方生活に切り替えなくてはなりません。
午前中から頭がフル回転できるようにするためには朝食が大事。
朝は食欲がないという人は、前日の夜に食べ過ぎていることがほとんどです。
朝食、昼食、夕食の中で夕食が一番ボリュームが多く、カロリーも高いメニューとなることが多いのですが、夕食後には日中ほど活動しません。なのでカロリーがあまり消費されません。
その上で夜食もとなると、朝食時に空腹を感じられなくなってしまいます。
ただし、小腹がすいて勉強ができないというのであれば、夜食を摂ることも必要です。
その場合は消化の良いものを寝る2時間までに食べるようにしましょう。
そうすれば、胃に負担もありません。
メニューでいえば、うどんを半人前ぐらい。
ちょっとお腹を満たすことが目的ですので、それだけで十分です。
夜食を食べるといかにも受験勉強を頑張っているという気分になりがちですが、お腹が空いたら寝るというのを実践して志望校に合格した人もいます。
お腹が空いたら早く寝て、早く起きる。
で、早めの朝食後に勉強するというのも効果的だとか(合格者体験談)。
いずれにしても受験本番は午前中です。午前中から頭が働くように朝型生活に切り替える。
そのためには朝食が大切ということを忘れないようにしましょう。