2023年度入学生の南多摩中受検倍率は、男子が前年度から低下したのに対し、女子は前年度から上昇しました。男子は4.01倍から3.79倍(2023年度)に、女子は4.28倍から4.30倍(同)になりました。
都立中10校の中での倍率の高さは、男子は6番目、女子は7番目でした。
都立中入試(一般枠)は、適性検査と呼ばれる筆記試験と小学校の成績による内申点の2つで選抜が行われます。適性検査と内申点の割合は募集要項で公表されていて、南多摩中の令和5年度入試では、適性検査80%、内申点20%となっていました。
適性検査の割合は70%〜80%なので、南多摩中の80%は都立中10校の中では割合が最も高い学校のひとつです(内申点の割合は低い)。
都立中入試での適性検査は2科目実施する学校と3科目実施する学校があり、南多摩中は適性検査を2科目実施しています。
2科目、3科目という表記にしていますが、都立中入試は国語、算数、社会、理科という教科別の試験ではなく、適性検査【1】、適性検査【2】、適性検査【3】という形式で試験が行われます。
適性検査【1】 | 9:00〜9:45 | 独自問題 |
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適性検査【2】 | 10:25〜11:10 | 共同作成問題 |
試験時間はすべて45分。共同作成問題とは都立中10校での共通問題のこと。
適性検査【1】 | 267点 |
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適性検査【2】 | 533点 |
内申点 | 200点 |
適性検査は【1】【2】は100点満点で採点し、【2】のみ2倍して200点満点とし、合計300点満点となったものを合格判定用に800点満点に換算しなおします。合計1000点満点に占める割合は適性検査【1】は267点、【2】は533点に相当します。
都立中の内申点は小学校5年生と6年生のときの成績(通知表の評定)をもとに計算されます。南多摩中では下記の方法で計算を行います。6年生の成績は12月末時点のものになります。
教科 | 5年評定 | 6年評定 | ||||
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3 | 2 | 1 | 3 | 2 | 1 | |
国語 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
社会 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
算数 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
理科 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
音楽 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
図工 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
家庭 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
体育 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
外国語 | 20 | 10 | 4 | 20 | 10 | 4 |
合計 | 180 | 180 | ||||
満点 | 360 |
合否判定の際は、上記の360点満点で算出したものを1.8で割って200点満点に換算して行います。
都立南多摩中(八王子市)に合格するための勉強方法、塾家庭教師の選び方などを解説します。都立中の入試は適性検査と呼ばれ、私立中の入試問題とは傾向が異なります。
このため南多摩中に合格するには、出題傾向を踏まえた対策が必要です。
出願受付 | 令和5年1月12日(木)から令和5年1月18日(水)まで |
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適性検査(入試) | 令和5年2月3日(金) |
合格発表 | 令和5年2月9日(木) 午前9時 |
入学手続き | 令和5年2月9日(木)午後3時まで、2月10日(金)正午まで |