南多摩中に合格するには（勉強方法、塾・家庭教師の選び方）

南多摩中受験生向け塾・家庭教師選びのポイント

都立南多摩中（八王子市）に合格するための勉強方法、塾家庭教師の選び方などを解説します。都立中の入試は適性検査と呼ばれ、私立中の入試問題とは傾向が異なります。
このため南多摩中に合格するには、出題傾向を踏まえた対策が必要です。

南中の合否判定は適性検査（筆記試験）と内申点（小学校の成績）の総合成績により行われます。適性検査と内申点の割合は下記のとおりとなります（令和5年度入試）。

適性検査【１】	適性検査【２】	内申点
800点		200点

適性検査【１】【２】はそれぞれ100点満点で採点されてから【２】の点数のみ２倍して800点満点に換算されます。このため800点のうち266.6点分が適性検査【１】で、533.3点分が適性検査【２】ということになります。

内申点は小学校5年生と6年生のときの成績（評定）から下記の方法で算出されます。

合否判定の際は、上記の360点満点で算出したものを1.8で割って200点満点に換算して行います。

参考資料（都立中全10校の適性検査、内申点割合）

南多摩中の合否判定では、1000点満点中半分以上にあたる533.3点分が適性検査【２】に割り当てられています。他の都立中では、適性検査を【１】から【３】まで実施するところも多く、ひとつの適性検査が総合成績の半分以上を占めるのは南多摩中の特徴です。

このため南多摩中の受検対策では何よりも適性検査【２】に向けた勉強をすることが必要です。

参考：昨年度の適性検査【１】問題

南多摩中の適性検査【１】は都立中共同作成問題ではなく、南多摩中独自作成問題となっています。令和4年度の適性検査【１】では、設問が（１）から（３）まであり、（１）は50字以内、（２）は35字以内、（３）は400字以上450字以内での記述回答を求められました。

南多摩中の適性検査【２】は総合問題と呼ばれるものです。

これは私立中のような国語、社会、算数、理科といった科目別の試験ではなく、すべての科目の知識を使って解く問題形式となっています（なお、適性検査【１】は国語の問題）。

塾選びではこの点が重要です。都立中入試に対応した総合問題対策を授業で行っている塾でないと南多摩中受検には役立ちません。

ただし、総合問題対策といっても各科目（算数、社会、理科）の基礎力は絶対に必要です。
基礎力が身についていないと感じるのであれば、オンライン教材などを併用してみて下さい。

基礎力はオンライン教材。
実践的な適性検査の総合問題対策は塾と使い分けるのがベストな選択です。

基礎力アップにおすすめのオンライン教材

動画授業で基礎力が身につきます。