2023年度入学生の小石川中受検倍率は、男子が前年度と同じだったのに対し、女子は前年度から上昇しました。男子は4.06倍(2023年度)に、女子は4.24倍から4.50倍(同)になりました。
都立中10校の中での倍率の高さは、男子は4番目、女子は6番目でした。
都立中入試(一般枠)は、適性検査と呼ばれる筆記試験と小学校の成績による内申点の2つで選抜が行われます。適性検査と内申点の割合は募集要項で公表されていて、小石川中の令和5年度入試では、適性検査75%、内申点25%となっていました。
適性検査の割合は70%〜80%で、小石川中の75%は都立中の中で高くも低くもない中間的な割合です。
都立中入試での適性検査は2科目実施する学校と3科目実施する学校があり、小石川中は適性検査を3科目実施しています。
2科目、3科目という表記にしていますが、都立中入試は国語、算数、社会、理科という教科別の試験ではなく、適性検査【1】、適性検査【2】、適性検査【3】という形式で試験が行われます。
適性検査【1】 | 9:00〜9:45 | 共同作成問題 | 200点 |
---|---|---|---|
適性検査【2】 | 10:25〜11:10 | 共同作成問題+独自問題 | 200点 |
適性検査【3】 | 11:50〜0:35 | 独自問題 | 200点 |
内申点 | --- | 小学校の成績をもとに算出 | 200点 |
試験時間はすべて45分。
800点満点で判定。適性検査は【1】から【3】まで100点満点で採点し、合格判定用に2倍されます。
読解問題。2つの文章を読んで設問に回答する。
問題 | 配点 | 内容 |
---|---|---|
(1) | 15点 | 文章から該当箇所を抜き出し |
(2) | 25点 | 指定の単語を用いて説明(記述) |
(3) | 60点 | 400字以上440字以内での記述 |
総合問題。資料を基に設問に回答する。
大問 | 配点 |
---|---|
1 | (1)15点、(2)15点 |
2 | (1)21点、(2)9点、(3)10点 |
3 | (1)14点、(2)16点 |
総合問題。資料を基に設問に回答する。
大問 | 配点 |
---|---|
1 | (1)10点、(2)20点、(3)20点、(4)10点 |
2 | (1)15点、(2)10点、(3)15点 |
都立中の内申点は小学校5年生と6年生のときの成績(通知表の評定)をもとに計算されます。小石川中では下記の方法で計算を行います。6年生の成績は12月末時点のものになります。
教科 | 5年評定 | 6年評定 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
3 | 2 | 1 | 3 | 2 | 1 | |
国語 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
社会 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
算数 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
理科 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
音楽 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
図工 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
家庭 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
体育 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
外国語 | 25 | 20 | 5 | 25 | 20 | 5 |
合計 | 225 | 225 | ||||
満点 | 450 |
合否判定の際は上記の450点満点で算出したものを200点満点に換算して行います。
都立小石川中(文京区)に合格するための勉強方法、塾家庭教師の選び方などを解説します。都立中の入試は適性検査と呼ばれ、私立中の入試問題とは傾向が異なります。
小石川中に合格するには、過去の出題傾向も踏まえた対策が必要です。
出願受付 | 令和5年1月12日(木)から令和5年1月18日(水)まで |
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適性検査(入試) | 令和5年2月3日(金) |
合格発表 | 令和5年2月9日(木) 午前9時 |
入学手続き | 令和5年2月9日(木)午後3時まで、2月10日(金)正午まで |
上記日程は一般枠のものです。特別枠は検査日、合格発表日、入学手続き日が異なります。