


最初の2つは適性検査1で高得点を取れる子の特徴で、最後の「細かいことにこだわらない」は適性検査2,3で高得点を取れる子の特徴です。
都立中の適性検査1は国語の読解問題となっています。
その中で大きな配点を占めるのが400字程度の記述問題。
そこで求められているのは「正しい主張」ではなく「論理的な主張」です。
これが小学生にとってはむずかしいんですね。
正確にいうと、自然にできる子と勉強しても出来ない子の差が大きい部分です。
「勉強ができる」子は、自分の主張・考えが正しいと思いがちなので、その主張・考えがいかに正しいかをやたらと書いてしまいます。これではダメなんですね。求められてるのは「論理的な主張」です。
「自己主張が強くない」「コミュニケーション能力がある」子は、この「論理的な主張」というのを身につけるのが得意なのです。
「自己主張が強くない」ので、自分とはちがった意見にも耳を傾けることができ、「コミュニケーション能力がある」ので、そうした意見を取り入れて、バランスよく表現できるのです。
もちろん、いきなりできるわけではないのですが、塾でちょっと学ぶだけで、どんどん出来るようになるのだそうです。こうした子は、教えていて楽しいとも言っていました。
一方、適性検査2と適性検査3は総合問題と言われるものです。
これは、資料を読み解いて問題に答える形式で、問題文・ページ数が多いのが特徴です。
ここで必要とされるのは要領の良さ、スピードです。
完璧を求めるような人は問題量に圧倒されて時間が足りなくなってしまいます。
「細かいことにこだわらない」子のほうが有利です。こちらも、もちろん「細かいことにこだわらない」からといって、いきなり問題が解けるようになるわけではないのですが、要点・ポイントを抑えるコツをつかむのが上手いそうです。
細かいことが気になってしまう子は、要点・ポイントのつかみ方をいくら教えても、なかなか実践できないとのこと。塾で教えていても、性格的な部分は直せないそうです。
反対に、「細かいことにこだわらない」子は、問題を解くごとに、上手くなっていくとのことです。
また、都立中に受かる子の特徴として「素直であることも大事」と中学受験塾を経営している知人は言っていました。ただ、これは都立中に限らず、私立中でも同じだと。
素直に塾で言われたことをやれる子は伸びるそうです。中学受験に合格するレベルであれば、勉強法にオリジナリティなど必要ない。王道の勉強法を素直にやっておけば大丈夫だからだそうです。
都立中高一貫校の受験では「適性検査」が合否を大きく左右します。ここで問われるのは、単なる知識量ではなく、文章や資料を読み解き、自分の考えを表現する力です。合格する子の多くは、問題文を丁寧に読み取り、自分の言葉で答えを整理する習慣を持っています。
塾で知識をたくさん覚えても、それを活用できなければ適性検査には対応できません。例えば理科の知識を暗記していても、「なぜそうなるのか」を説明できないと得点につながりません。都立中高一貫に受かる子は、知識を「理解し、自分の頭で使える」形に変えることができるのです。
受かる子は、学んだことをそのまま覚えるのではなく、自分の言葉で説明します。例えば、理科で「水は100℃で沸騰する」と学んだら、「なぜ100℃で沸騰するのか」「沸騰したとき何が起きるのか」を自分の言葉でまとめます。家庭では「今日学校で何を習ったの?」と問いかけるだけでも効果的です。
適性検査ではグラフや表から情報を読み取る問題が多く出題されます。受かる子は「何が増えていて、何が減っているのか」を具体的に説明できます。新聞やニュース記事の図表を一緒に読み解くことは、家庭でもすぐに実践できるトレーニングです。
受かる子は「間違えた=終わり」ではなく、「なぜ間違えたのか」を振り返ります。この過程で思考力が磨かれます。家庭学習でも、ただ正答を書き直すのではなく、「どこで勘違いしたのか」を親子で確認すると力になります。
適性検査は社会問題や時事ネタと結びついた問題が多いのが特徴です。家庭では新聞記事を一緒に読み、「この記事のポイントは何?」「もし自分が市長ならどうする?」と会話してみましょう。思考を広げる練習になります。
自由研究のようにテーマを決めて調べる習慣は、適性検査に直結します。インターネットや図書館を使い、まとめて発表する経験を積ませましょう。親は「なぜそれを選んだの?」「他に意見はある?」と質問して、考えを深める手助けをすると効果的です。
作文問題は合否を分ける重要なポイントです。毎日数行でもよいので、日記や読書感想を書かせましょう。その際、「結論→理由→具体例→まとめ」の流れを意識させると、受験作文に強くなります。
長時間の勉強よりも、毎日コツコツ継続することが重要です。30分でもよいので「考える学習」を毎日続けると、自然に力が積み上がります。
家庭学習用ノートを一冊用意し、「調べたこと」「まとめたこと」「今日の気づき」を書き留めさせましょう。振り返りが習慣化すると、適性検査に強い「書く力」も育ちます。
つい「答えを教える」ことに偏ってしまうと、子どもは考えなくなります。大切なのは、答えを導くヒントを与えることです。急いで正解を教えるより、「どう考えたの?」と問いかけましょう。
強制的に勉強させても、子どもは伸びません。合格する子の家庭では、親が子どもの「興味や疑問」を尊重し、そこから学びを広げています。
「ちゃんと勉強したの?」ではなく、「今日はどんなことに気づいた?」と聞くことで、子どもは主体的に学びを話すようになります。こうした声かけが、自主性を育てます。
受験は親子で挑む長期戦です。合格する家庭の親は「結果」よりも「成長の過程」に注目し、失敗も前向きに受け止めています。その姿勢が子どもの安心感を支え、最後の伸びにつながります。
都立中高一貫に受かる子は、特別な才能を持っているわけではありません。
日々の学び方と家庭でのサポートの積み重ねが、合格につながります。
保護者が意識して環境を整えれば、家庭の学びが「合格力」に変わります。
今日からできる小さな習慣を、ぜひ実践してみてください。
同じ中学受験でも私立中と都立中では、合格する子の特徴がちがいます。
もちろん、どちらも受かる子は一定数いるのですが、難関と言われる私立中に受かったのに、都立中に落ちてしまったという子も少なくありません。また、反対に私立中は全然受からないのに、倍率が高かった都立中は受かったという子もいます。
その理由は試験問題のちがいによるものです。
そもそも、私立中は試験を受けるので受験といいますが、都立中の場合は行われるのは試験ではなく適性検査です。このため、都立中は受験ではなく受検です。
適性検査といっても、性格診断のような相性診断ではなく、ちゃんと正解があるいわゆるテスト問題なのですが、正解を導くために必要とされる能力が私立中の試験問題とは異なります。そのため、私立中はダメだったけど、都立中には受かったという子が出るわけです。
SNSなどから都立中高一貫校に受かった子がどんな勉強をしていたのかを調べてみました。
適性検査2と適性検査3の総合問題対策としては、地道にコツコツで成果が出ているようです。
都立中に受かった人に共通する適性検査(読解問題)対策は「継続」です。読書記録や新聞の要約などは目新しいことではありませんが、これを継続できるかが合否を分けるようです。
ただし、どのぐらい継続すれば良いかは人によりことなります(試験前日まで続けていたという人もいれば、一定期間毎日続けて、以降は週一程度にしたなど)。
都立中合格者には受験勉強としては効率が悪いとも思われることをしている人もいました。もともと、「なぜ」と思ったことをとことん調べたくなる人は、その過程でアレコレ考えることが都立中の適性検査対策として役立っているようです。