中学受験勉強で小学校を休ませるのはアリ?

中学受験勉強で小学校を休ませるのはアリ?

メリットだけでなくデメリットもあります

都立中学の入学試験(適性検査)は2月3日に行われます。
都立中だけでなく、中学受験はこのあたりの時期が多いですよね。

 

1月に入ったら小学校を休ませて受験勉強に専念させると考える保護者もいるのはでないでしょうか。中学受験勉強のために小学校を休ませるメリットとデメリットをまとめてみました。

 

ちなみに、都立中学の報告書(内申書)は12月末時点で作成されます。
このため1月の休みが内申書上でマイナスに影響することはありません。

 

中学受験勉強のために小学校を休ませるメリット

まず、中学受験のための勉強に専念できるというのがメリット。小学校の授業は受験には基本的に役立たないですし、受験科目にない体育、音楽、図工などもあります。

 

1秒たりとも無駄にしたくないという人にとっては、自宅で勉強したほうがプラスです。

 

また、学校を休んで自宅で勉強していれば、学校に行って新型コロナウイルスやインフルエンザ、風邪を友達やクラスメートからうつされることもありません。これも大きなメリットと言えます。

 

ここまでのメリットは周りから聞くことも多いので、想像通りかもしれません。
ただ、あまり知られていない意外なデメリットがあるので気をつけてください。

 

中学受験勉強のために小学校を休ませるデメリット

受験勉強のために小学校を休ませることのデメリットのひとつは子どものストレスです。

 

子ども(小学校6年生)にとって受験勉強は大きなストレスです。
はじめての受験となるとプレッシャーも大きくなってきます。

 

学校に行けば、友達とおしゃべりしたり遊んだりすることでストレス解消になります。
この効果は意外と無視できません。

 

学校に行かずに家で勉強するというのは、かなりのストレスです。
「大丈夫」と子どもが言っても、精神的な負担はかかってるものです。

 

勉強のストレス解消のために小学校に行くというのはヘンな話に聞こえるかもしれませんが、学校で友達に会うことのプラス面がなくなるということは気をつけなければなりません。

 

夜型生活になってしまいがち

もうひとつのデメリットは生活リズムの乱れです。
学校に行かなくていいとなると、どうしても朝が遅くなりがち。

 

「昨日の夜、遅くまで勉強したから」という言い訳を許していると、ズルズルと起床時間が遅くなり、夜型生活の頭とカラダになってしまいます。

 

受験(試験)があるのは午前中です。
夜型生活になってしまっていてはベストの状態で試験を受けることができません。

 

「1週間前になったら朝方に戻す」なんて思っていても、カンタンに生活リズムは戻らないものです。起きることが出来ても、午前中から頭がフルに活動できなければ意味がありません。

 

学校に行っていれば、決まった時間に起床し、昼食も栄養バランスのとれた給食を決まった時間に食べることができます。学校を休むというのは、こうしたことができなくなります。

 

気づきにくいですが大きなデメリットなので気を付けてください。