都立中高一貫校は私立中学と違って入学試験の替わりに適性検査というものが行われます。これが事実上の入学試験であることには違いないのですが、形式が特殊です。
このため適性検査対策に特化することで、合格圏外だった受験生が逆転合格することが多いのも都立中学の特徴です。私立は全部ダメだったけど、都立は合格したということもあります。
そこで、このままでは合格が難しそうな受験生向けの都立中の逆転勉強法を紹介したいと思います。1ヶ月あれば試せる方法ですので、参考にしてみてください。
そもそも、中学受験生は受験直前まで学力が伸びるものです。
周りよりも遅れていた子が一気に遅れを取り戻し、追い抜くこともめずらしくありません。
大学受験生となると、学力の伸びが決まってしまう面もあるのですが、中学受験生はまだまだ伸びしろがあるからです。最も伸びしろがある年代と言えるかもしれません。
しかも、都立中は適性検査という特殊な形式です。
私立向けの勉強で偏差値が高い子が通用するとは限りません。
都立中に関して言えば、私立中よりも受験生の序列が固定化していないのです。
ここに合格圏外の子でも逆転合格する余地が生まれるのです。
都立中で逆転合格を目指すために必要なのは適性検査に特化した勉強法です。
適性検査は受検校により2科目から3科目にわかれていますが、そのうちの1科目が国語の読解問題に近いものであることは共通しています。狙い目はココです。
この読解問題には、400字程度の記述問題が含まれます。
しっかりした記述対策を行えば、短期間で伸びる可能性があります。
記述問題に強くなるメリットは、試験問題に対する「つぶし」が効くことです。
記述する際の特定のパターンや使いまわしができるフレーズをいくつか用意しておけば、どんな問題が出題されても対応できるということです。
社会や理科などの知識系の問題ではこうはなりません。
勉強したところが出題されなければ、その勉強は受験ではムダになってしまいます。
残り期間が限られた中で逆転合格を目指すにはムダなことをしている時間はありません。試験のときに役立つ(使える)ことだけに絞って勉強する。それが出来るのが記述対策です。
記述対策の勉強は時間が掛かるというのは勘違いです。
ポイントを絞って勉強すれば、効果が出やすいのです。
いままで集中的に勉強していなかった子などは、見違えるほど文章が上手くなる(得点につながりやすい文章が書けるようになる)ということもあるものです。
具体的な勉強方法は下記が参考になります。
適性検査の読解問題で、逆転合格を目指してみてください。