都立中高一貫校の入学試験では私立中学とは違った適性検査というものが行われます。
このため試験の受験ではなく、検査の「受検」といいます。
一般的な中学受験の試験問題とは異なるため、難関私立中学に
都立中学の試験(適性検査)は、私立中の入学試験とは出題形式が異なります。
都立も私立も受けるという人は、それぞれに対策が必要ですが、直前期にそんなに時間はありませんよね。そこで、最低限これだけはしておくべきという都立中の適性検査対策があります。
都立中の適性検査では1科目目に記述式の問題が出題されます。
国語の読解問題に近いもので、400字超の記述が必要です。
令和4年(2022年)に行われた適性検査(1)の記述欄は次の通りでした。
(この傾向は変わっていません)
学校名 | 回答1 | 回答2 | 回答3 |
---|---|---|---|
白鴎中 | 100字 | 100字 | 450〜500字 |
両国中 | 文字数指定なし | 文字数指定なし | 400〜450字 |
富士中 | 文字数指定なし | 文字数指定なし | 400〜450字 |
大泉中 | 文字数指定なし | 文字数指定なし | 400〜450字 |
武蔵中 | 文字数指定なし | 文字数指定なし | 400〜450字 |
小石川中 | 文字数指定なし | 文字数指定なし | 400〜450字 |
桜修館中 | 120〜140字 | 40〜50字 | 400〜500字 |
立川国際中 | 35〜45字 | 70〜80字 | 360〜400字 |
南多摩中 | 50字以内 | 35字以内 | 400〜450字 |
三鷹中 | 20字以内×2 | 100字以内 | 350〜400字 |
いずれの学校も試験時間は45分です。
45分で問題文を読んで、これだけの文字数を書かなければならないのです。
しかも、試験時間は午前9:00〜9:45です。
手がかじかんでいて上手く文字が書けないなんてことがないようにしなければなりません。
試験会場に暖房が入っていたとしても、朝早くだとカラダが冷えてしまっていることが考えられます。その中で、これだけの文字数を書くというのは慣れていないと大変です。
午前9時台に400字超の文字を書く。
受検直前期に入ったら、このトレーニングをすることをオススメします。
最初は過去問の模範解答をうつすだけでOKです。
求められる文字数を書くだけでも、どれだけ大変かを感じることができるからです。
午前中の早い時間帯というのは、寒いと指がうまく動かないこともあります。
そうしたことを防ぐにはどうすればいいのか(使い捨てカイロで指を温めておくなど)自分なりの対策を試験本番前に試しておきましょう。