都立中学の一般枠受検倍率は低下傾向都立中学の受検倍率は低下傾向にあり、2024年は男子枠は2.45〜4.39倍、女子枠は2.59〜5.05倍となりました。2015年には男女とも8倍を超えていた学校もありましたので、かなり低下したことがわかります。都立中学では令和7年度入試(2025年4月入学)から男女別定員が廃止されます。これまでは女子のほうが倍率が高い傾向にあったため、今度の入試(令和7年度入試)からは男女枠が廃止されたことで。女子のほうがいままでよりも合格しやすくなります。男女別の2015年から2024年までの倍率推移は下記のようになっています。都立中の受検倍率推移(男子枠学校別)全体的に低下傾向にあります。年白鴎両国富士大泉武蔵小石川桜修館南多摩立川国際三鷹20155.498.354.626.235.306.015.784.835.087.0020164.848.074.736.135.106.315.694.844.296.4020174.856.124.985.904.356.035.084.384.855.9820185.975.824.456.884.626.484.395.054.255.6120195.766.504.186.024.785.764.515.043.865.7920205.406.305.034.923.835.044.694.933.685.5320214.476.472.855.423.444.714.904.604.095.3820224.004.633.214.042.994.063.984.014.355.4920233.404.663.213.902.984.064.253.793.144.8420243.064.393.293.532.453.613.493.463.153.99都立中の受検倍率推移(女子枠学校別)女子枠も全体的に低下傾向にあります。年白鴎両国富士大泉武蔵小石川桜修館南多摩立川国際三鷹20157.518.285.588.133.984.397.746.107.316.8820168.068.124.757.854.305.306.896.116.496.5920177.346.925.687.153.955.486.715.286.055.9420187.656.455.406.723.855.436.595.345.235.9320197.576.555.026.154.525.996.946.055.177.2620207.337.225.176.454.375.176.765.735.985.8520216.526.933.385.982.644.586.735.284.865.5120225.984.514.154.532.904.245.654.285.425.9420234.964.643.714.852.694.505.864.304.176.2520244.803.893.464.552.594.194.863.884.745.05都立中学の男子枠と女子枠の倍率差推移数値は男子の倍率から女子の倍率を引いた値。マイナスであれば女子のほうが高かったことを意味する。年白鴎両国富士大泉武蔵小石川桜修館南多摩立川国際三鷹2015-2.020.07-0.96-1.901.321.62-1.96-1.27-2.230.122016-3.22-0.05-0.02-1.720.801.01-1.20-1.27-2.20-0.192017-2.49-0.80-0.70-1.250.400.55-1.63-0.90-1.200.042018-1.68-0.63-0.950.160.771.05-2.20-0.29-0.98-0.322019-1.81-0.05-0.84-0.130.26-0.23-2.43-1.01-1.31-1.472020-1.93-0.92-0.14-1.53-0.54-0.13-2.07-0.80-2.30-0.322021-2.05-0.46-0.53-0.560.800.13-1.83-0.68-0.77-0.132022-1.980.12-0.94-0.490.09-0.18-1.67-0.27-1.07-0.452023-1.560.02-0.50-0.950.29-0.44-1.61-0.51-1.03-1.412024-1.740.50-0.17-1.02-0.14-0.58-1.37-0.42-1.59-1.06過去10年で男女どちらのほうが倍率が高かったか?学校男子枠のほうが高かった回数女子枠のほうが高かった回数白鴎010両国46富士010大泉19武蔵82小石川55桜修館010南多摩010立川国際010三鷹28白鴎中、富士中、桜修館中、南多摩中、立川国際中は過去10年で毎年女子枠のほうが倍率が高くなっていました。2024年の都立中学受検倍率(一般枠)2024年2月3日に行われた都立中一般枠の受検倍率は次の通りでした。最新の都立中学受検倍率(男子一般枠2024年)男子枠では富士中と立川国際中が前年よりも倍率が上昇しました。2024年倍率2023年倍率前年比白鴎中3.063.40両国中4.394.66富士中3.293.21↑大泉中3.533.90武蔵中2.452.98小石川中3.614.06桜修館中3.494.25南多摩中3.463.79立川国際中3.153.14↑三鷹中3.994.84最新の都立中学受検倍率(女子一般枠2024年)女子枠では立川国際中だけ前年よりも倍率が上昇しました。2024年倍率2023年倍率前年比白鴎中4.804.96両国中3.894.64富士中3.463.71大泉中4.554.85武蔵中2.592.69小石川中4.194.50桜修館中4.865.86南多摩中3.884.30立川国際中4.744.17↑三鷹中5.056.25都立中御三家を倍率で比較都立中の中で東京大学の合格者が多い小石川中(文京区)、両国中(墨田区)、武蔵中(武蔵野市)が都立中御三家と言われています。この御三家の倍率(2024年)は次の通りでした。小石川中両国中武蔵中男子枠(2024)3.614.392.45女子枠(2024)4.193.892.59都立御三家に含まれる武蔵中(武蔵野市)ですが、倍率面では御三家のなかだけでなく都立中10校の中で比較しても低くなっています。都立中御三家についてはコチラで解説都立中御三家に合格するには…都立中では、小石川中(文京区)、両国中(墨田区)、武蔵中(武蔵野市)が御三家と言われます。令和4年度入試(2022年4月入学)で御三家の受検倍率を比較してみるとこうなります。都立御三家に合格するには、それぞれの学校にあった対策が必要です。くわしくは下記の記事に記載しています。