都立中御三家に合格するには(受検倍率などを比較)

都立中御三家に合格するには(受検倍率などを比較)

都立中学の御三家を徹底比較

都立中学の御三家とは…

都立中学の御三家とは、小石川中(文京区)、両国中(墨田区)、武蔵中(武蔵野市)のことです。
東大合格数が多いから御三家と言われています。

 

都立中学御三家の東大合格者数(2024年度入試)

小石川中 両国中 武蔵中
現役生 14名 (5名) 3名
浪人生 2名 (1名) 2名
合計 16名 (6名) 5名

両国中は(2023年度)の数値

御三家の中でも東大合格者数(令和6年度入試)は小石川中が最も多く、16名でうち14名が現役での合格でした。小石川中は一橋の合格者も6名(現役5名)となっています。

 

令和6年度入試(2024年4月入学)で御三家の受検倍率を比較してみるとこうなります。

 

都立中学御三家の倍率(令和6年度入試)

小石川中 両国中 武蔵中
男子倍率 3.61(4.06) 4.39(4.66) 2.45(2.98)
女子倍率 4.19(4.50) 3.89(4.64) 2.59(2.69)

()内は前年度の倍率

御三家の中で受検倍率が最も高かったのは男子は両国中の4.39倍、女子は小石川中の4.19倍でした。

来年度(2025年度)入試からは男女別の定員は廃止されます。

 

都立中御三家の男子倍率推移

年度 小石川中 両国中 武蔵中
2015 6.01 8.35 5.30
2016 6.31 8.07 5.10
2017 6.03 6.12 4.35
2018 6.48 5.82 4.62
2019 5.76 6.50 4.78
2020 5.04 6.30 3.83
2021 4.71 6.47 3.44
2022 4.06 4.63 2.99
2023 4.06 4.66 2.98
2024 3.61 4.39 2.45

 

都立中御三家の女子倍率推移

年度 小石川中 両国中 武蔵中
2015 4.39 8.28 3.98
2016 5.30 8.12 4.30
2017 5.48 6.92 3.95
2018 5.43 6.45 3.85
2019 5.99 6.55 4.52
2020 5.17 7.22 4.37
2021 4.58 6.93 2.64
2022 4.24 4.51 2.90
2023 4.50 4.64 2.69
2024 4.19 3.89 2.59

 

都立中10校と比較した御三家の倍率順位

都立中10校の中で比べると、御三家の倍率は必ずしも高くありません。

小石川中 両国中 武蔵中
男子倍率 4位 2位 10位
女子倍率 6位 5位 10位

令和5年度入試での倍率順位

御三家は偏差値が高い受験生も多く、倍率が低いからと言って合格しやすいわけではありません。むしろ少数精鋭による競争のため、合格へのハードルはきびしくなります。

 

都立中学御三家の適性検査、内申点割合(R5年度入試)

令和5年度入試(2023年4月入学)の募集要項で適性検査と内申点の割合が発表されています。

小石川中 両国中 武蔵中
適性検査【1】 25% 30% 25%
適性検査【2】 25% 20% 25%
適性検査【3】 25% 30% 25%
内申点 25% 20% 25%

3校とも適性検査は【1】から【3】まで各45分で実施します。

 

合否判定に占める割合は微妙に異なり、小石川中と武蔵中は適性検査【1】から【3】と内申点(小学校の成績)を同じ割合(総合成績の4分の1ずつ)とします。

 

両国中は、内申点の割合が小石川中、武蔵中より低く20%となり、その分、適性検査の割合が高くなります。特に適性検査【1】と【3】が30%ずつと大きな割合を占めます。

 

都立中学御三家に合格するには

都立御三家に合格するには、それぞれの学校にあった対策が必要です。
くわしくは下記の記事に記載しています。

 

東京都公立中の「御三家」について

都立中も公立中ではありますが、東京都の公立中御三家と言ったときは、麹町中学校(千代田区立)、文京第六中学校(文京区立)、清新第一中学校(江戸川区立)の3校を意味しています。