
都立中入試には一般枠、特別枠、海外帰国・在京外国人生徒枠の3つがあります。
ほとんどの受検生は一般枠で、特別枠と海外帰国・在京外国人生徒枠は例外的な扱いとなっています。
特別枠は、推薦枠のようなものなのですが、高校入試での学校推薦とは異なり、大学入試での一芸入試(自己推薦)に近いものです。特別枠があるのは小石川中と白鴎中のみ(令和4年度)。
海外帰国・在京外国人生徒枠は、海外にいる(いた)日本国籍を持つものまたは日本にいる外国国籍を持つもの(在留年数など細かい制限あり)に対するものです。海外帰国・在京外国人生徒枠があるのは白鴎中と立川国際中のみ(令和4年度)。
「都立中に推薦で入る」というのは特別枠入試を受けて合格することを意味しています。
特別枠があるのは、小石川中と白鴎中のみなので、この2校について説明しておきます(令和4年度入試)。
日本の伝統・文化に関する次の分野で学校が指定した条件に合致する者が応募できます。
面接と実技試験が行われます。
報告書(小学校の成績)+面接点+実技点による総合判定です。
報告書は一般枠と同様に小学校5年生のときと6年生のときの成績が点数化されます。
報告書 | 面接 | 実技 | 総合 |
---|---|---|---|
200点 | 400点 | 400点 | 1000点 |
年度 | 募集数 | 受検数 | 合格数 |
---|---|---|---|
令和4年度 | 6人 | 6人 | 2人 |
令和3年度 | 6人 | 6人 | 1人 |
令和2年度 | 6人 | 10人 | 3人 |
平成31年度 | 6人 | 5人 | 2人 |
平成30年度 | 6人 | 9人 | 2人 |
募集数などいずれも男女計の人数です。
応募人数が募集人数を下回っても全員が合格できるわけではありません。
自然科学分野の全国的なコンクール等に入賞したものが応募できます。
下記のような全国科学コンクール個人の部で上位入賞した者
作文と面接が行われます。
報告書(小学校の成績)+作文点+面接点による総合判定です。
報告書は一般枠と同様に小学校5年生のときと6年生のときの成績が点数化されます。
報告書 | 作文 | 面接 | 総合 |
---|---|---|---|
100点 | 400点 | 500点 | 1000点 |
面接の割合が全体の半分を占めるのが特徴です。
年度 | 募集数 | 受検数 | 合格数 |
---|---|---|---|
令和4年度 | 5人 | 1人 | 0人 |
令和3年度 | 5人 | 4人 | 1人 |
令和2年度 | 5人 | 5人 | 3人 |
平成31年度 | 5人 | 3人 | 1人 |
平成30年度 | 5人 | 1人 | 1人 |
募集数などいずれも男女計の人数です。
応募人数が募集人数を下回っても全員が合格できるわけではありません。