都立武蔵中学校の受験対策情報
都立武蔵中学校の募集要項(2021年4月入学)が公表されています。
武蔵中入試(適性検査)一般枠スケジュール
出願受付 | 令和3年1月12日(火)から1月18日(月)まで(郵送必着) |
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適性検査日 | 令和3年2月3日(木) |
合格発表 | 令和3年2月9日(火)午前9時 |
出願受け付けは期間中に武蔵野郵便局に必着です。
都立武蔵中適性検査日の時間割(一般枠)
集合 | 午前 8時30分 | ||
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第1時限 | 午前 9時00分〜午前 9時45分 | 45分 | 適性検査【1】 |
第2時限 | 午前10時25分〜午前11時10分 | 45分 | 適性検査【2】 |
第3時限 | 午前11時50分〜午後 0時35分 | 45分 | 適性検査【3】 |
昨年までよりも、検査のあいだの時間が長くなっています。
このため、第3時限の終了時刻は午後0時35分となります。。
武蔵中は45分×3の適性検査が特徴です。ほかの都立中は、2つだけだったり、第3時限は30分などのところが多いのですが、武蔵中は45分×3です。このため最後まで集中力を切らさないで問題に取り組む力が必要です。最後にお腹が減ってしまって…なんてことがないようにしましょう。
都立武蔵中の適性検査内容(一般枠)
- 【1】共同作成問題…文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる。
- 【2】共同作成問題、独自問題 …資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などをみる。
- 【3】独自問題…リーダーとして必要な計画する力、数理的に分析し課題を見出す力及び問題を解決する力等をみる。
共同作成問題とは、都立中高一貫校10校で共通の問題のこと。
独自問題とは、武蔵中独自で作成した問題のこと。
都立武蔵中合格判定基準(一般枠)
内申点と適性検査の合計1600点満点で合否判定が行われます。
内申点 | 適性検査【1】 | 適性検査【2】 | 適性検査【3】 |
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400点 | 400点 | 400点 | 400点 |
適性検査は【1】から【3】まで100点満点で採点が行われ、総合判定用に得点を4倍して計算されます。
都立武蔵中学校の最新受験(受検)倍率
都立武蔵中の2020年受験倍率は男子が3.83倍(前年4.78倍)、女子が4.37倍(前年4.52倍)と、男女とも前年から倍率が下がりました。
都立中高一貫校全10校の中で倍率を比べると、男子は9番目、女子は10番目の高さなので、男女とも比較的入りやすい学校となっています。
また、都立武蔵中は男子枠のほうが女子枠よりも倍率が高い傾向にあったのですが、2020年入試では女子が男子を倍率で逆転しました。
都立武蔵中の男子倍率推移
年度 | 募集人数 | 受検人数 | 受検倍率 |
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令和2年 | 60名 | 230名 | 3.83倍 |
平成30年 | 60名 | 287名 | 4.78倍 |
平成30年 | 60名 | 277名 | 4.62倍 |
平成29年 | 60名 | 261名 | 4.35倍 |
平成28年 | 60名 | 306名 | 5.10倍 |
平成27年 | 60名 | 318名 | 5.30倍 |
平成26年 | 60名 | 302名 | 5.03倍 |
平成25年 | 60名 | 355名 | 5.92倍 |
平成24年 | 60名 | 362名 | 6.03倍 |
都立武蔵中の女子倍率推移
年度 | 募集人数 | 受検人数 | 受検倍率 |
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令和2年 | 60名 | 262名 | 4.37倍 |
平成30年 | 60名 | 271名 | 4.52倍 |
平成30年 | 60名 | 231名 | 3.85倍 |
平成29年 | 60名 | 237名 | 3.95倍 |
平成28年 | 60名 | 258名 | 4.30倍 |
平成27年 | 60名 | 239名 | 3.98倍 |
平成26年 | 60名 | 236名 | 3.93倍 |
平成25年 | 60名 | 340名 | 5.67倍 |
平成24年 | 60名 | 337名 | 5.62倍 |
(データ出所:東京都教育委員会)
参考:平成31年度の適性検査問題分析
2019年2月に行われた適性検査は下記のような内容でした。
適性検査(1)都立中共通問題(45分)
国語の読解問題に近い形式。2つの文章「科学の本のつくりかた(かこさとし)」「地球(かこさとし解説)」を読んで記述式で回答するもの。
記述は24字〜35字での文章からの抽出と、400字以上440字以内で回答する問題。
適性検査(2)都立中共通問題+武蔵中独自問題(45分)
大問1、3が共通問題で、大問2が武蔵中独自問題。
共通問題独自問題とも総合問題形式でパズルのような問題やグラフを読み取る問題が中心。独自問題となった大問2は共通問題では外国人旅行者に関する話題だったが、武蔵中独自問題では容器リサイクルに関する問題となった(ただし、グラフの読み取りなど問われている内容は同様)。
適性検査(2)は問題文だけで17ページもあるため、文章を読み、問われていることを理解するスピードが求められます。
適性検査(3)武蔵中独自問題(30分)
全10ページと適性検査(2)よりページ数は少ないが、「問題を解くときに、問題用紙や解答用紙、ティッシュペーパーなどを実際に折ったり切ったりしてはいけません」との注意文言があるように、思考力を問う出題となっている。
都立中の適性検査は、私立中の入学試験よりも自らの頭で「考える力」が問われます。プログラミングを通して、自ら工夫し、試行錯誤する体験をすることをオススメします。
⇒ ヒューマンキッズサイエンス「ロボット教室」
武蔵中の部活動
武蔵中では下記の部活動が行われています。
- 運動部…陸上競技部、ラグビー部、サッカー部、バドミントン部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、女子バレーボール部、男子硬式テニス部、女子硬式テニス部、柔道部、剣道部
- 文化部…吹奏楽部、合唱部、お菓子研究部、美術部、茶道部、パソコン部、室内楽部、生物部、演劇部、天文部
武蔵中学へのアクセス(場所)
- 【住所】東京都武蔵野市境4−13−28
- 武蔵境駅(JR中央線,西武多摩川線)北口から徒歩10分
- 田無駅(西武新宿線)からバス(武蔵境駅行き桜橋下車)+徒歩7分
- ひばりヶ丘駅(西武池袋線)からバス(武蔵境駅行き桜橋下車)+徒歩7分