都立富士中の倍率推移(2015-2024年)2024年度(令和6年度)入学生の富士中受検倍率は、男子が前年度から上昇(3.21倍→3.33倍)したのに対し、女子は前年度から低下(3.71倍→3.51倍)しました。 なお、都立中10校の中での富士中の倍率の高さは、男子は7番目、女子は9番目で、倍率からは比較的入りやすい学校でした。都立富士中の倍率(男子)年度募集人数受検人数受検倍率201260名335名5.58倍201360名347名5.78倍201460名320名5.33倍201560名277名4.62倍201660名284名4.73倍201760名299名4.98倍201860名267名4.45倍201960名251名4.18倍202060名302名5.03倍202180名228名2.85倍202280名257名3.21倍202380名257名3.21倍202479名263名3.33倍富士中は2021年度に男女とも募集人数がそれまでの60名から80名に増えました。都立富士中の倍率(女子)年度募集人数受検人数受検倍率201260名402名6.70倍201360名402名6.70倍201460名337名5.62倍201560名335名5.58倍201660名285名4.75倍201760名341名5.68倍201860名324名5.40倍201960名301名5.02倍202060名310名5.17倍202180名270名3.38倍202280名332名4.15倍202380名297名3.71倍202479名277名3.51倍(データ出所:東京都教育委員会)応募倍率と受検倍率の差(富士中過去5年)応募時点での倍率と実際に受検した人の倍率には差があります(応募しても受検当日に欠席、辞退する人がいるため)。富士中の場合は、この差は0.1〜0.2倍程度となっています。男子枠女子枠年応募受検差応募受検差20205.175.030.145.305.170.1320212.992.850.143.503.380.1220223.283.210.064.354.150.2020233.353.210.133.833.710.1220243.403.330.073.683.510.17男女共通としたときの富士中の推定倍率都立中では2024年度入試まで男女別枠で合否判定が行われていましたが、2025年度入試からは男女別定員が廃止されます。そこで、男女別定員がなかったら富士中のこれまでの倍率がどのぐらいになるかを推計しました。年男女共通男子枠女子枠20126.145.586.7020136.245.786.7020145.485.335.6220155.104.625.5820164.744.734.7520175.334.985.6820184.934.455.4020194.604.185.0220205.105.035.1720213.112.853.3820223.683.214.1520233.463.213.7120243.423.333.51(男子受検者数+女子受検者数)÷(男子合格者数+女子合格者数)で計算しています。富士中は女子枠のほうが倍率が高い状態が続いているため、男女共通となることで女子のほうがこれまでよりも入りやすくなります。参考:都立中各校の受検倍率(一般枠)男子女子学校名2023年2022年2023年2022年白鴎中3.40 4.00 4.96 5.98 両国中4.664.63 4.644.51 富士中3.21 3.213.71 4.15大泉中3.90 4.04 4.854.53 武蔵中2.98 2.99 2.69 2.90小石川中4.06 4.06 4.504.24 桜修館中4.253.98 5.865.65 南多摩中3.79 4.01 4.304.28 立川国際中3.14 4.354.17 5.42三鷹中4.84 5.496.255.94(東京都教育委員会ホームページ公表データより作成)赤字は前年より倍率が上がったところ。2025年度入試での富士中倍率は…2025年度入試(2025年4月入学者)の応募倍率が東京都教育委員会から公表されました(2025.1.21)。富士中(一般枠)の応募倍率は3.29倍で昨年度の3.54倍から低下。応募人数が昨年度の566人から526人に減少したことが影響しています。実際の受検倍率は応募者の中から当日欠席者が出るので、さらに低下します。
