2024年2月3日に行われた令和6年度都立富士中適性検査の受検倍率は男子3.29倍(前年3.21倍)、女子3.46倍(同3.71倍)で男子枠が上昇したのに対し、女子枠は低下しました。
2023年度(令和5年度)入学生の富士中受検倍率は、男子が前年度と同じだったのに対し、女子は前年度から低下しました。男子は3.21倍(2022年度、2023年度とも)、女子は4.15倍から3.71倍(2023年度)になりました。
なお、都立中10校の中での富士中の倍率の高さは、男子は8番目、女子は9番目で、倍率からは比較的入りやすい学校でした。
年度 | 募集人数 | 受検人数 | 受検倍率 |
---|---|---|---|
2012 | 60名 | 335名 | 5.58倍 |
2013 | 60名 | 347名 | 5.78倍 |
2014 | 60名 | 320名 | 5.33倍 |
2015 | 60名 | 277名 | 4.62倍 |
2016 | 60名 | 284名 | 4.73倍 |
2017 | 60名 | 299名 | 4.98倍 |
2018 | 60名 | 267名 | 4.45倍 |
2019 | 60名 | 251名 | 4.18倍 |
2020 | 60名 | 302名 | 5.03倍 |
2021 | 80名 | 228名 | 2.85倍 |
2022 | 80名 | 257名 | 3.21倍 |
2023 | 80名 | 257名 | 3.21倍 |
富士中は2021年度に男女とも募集人数がそれまでの60名から80名に増えました。
年度 | 募集人数 | 受検人数 | 受検倍率 |
---|---|---|---|
2012 | 60名 | 402名 | 6.70倍 |
2013 | 60名 | 402名 | 6.70倍 |
2014 | 60名 | 337名 | 5.62倍 |
2015 | 60名 | 335名 | 5.58倍 |
2016 | 60名 | 285名 | 4.75倍 |
2017 | 60名 | 341名 | 5.68倍 |
2018 | 60名 | 324名 | 5.40倍 |
2019 | 60名 | 301名 | 5.02倍 |
2020 | 60名 | 310名 | 5.17倍 |
2021 | 80名 | 270名 | 3.38倍 |
2022 | 80名 | 332名 | 4.15倍 |
2023 | 80名 | 297名 | 3.71倍 |
(データ出所:東京都教育委員会)
都立富士中学校の2022年受検倍率は、男子が3.21倍(前年2.85倍)、女子が4.15倍(前年3.38倍)と男女とも前年比で倍率が上昇しました。富士中は募集人員が2020年までの男女各60名から2021年に男女各80名に増えたことで、2021年は倍率が低下しましたが、2022年は上昇しました。
応募時点での倍率と実際に受検した人の倍率には差があります(応募しても受検当日に欠席、辞退する人がいるため)。富士中の場合は、この差は0.1〜0.2倍程度となっています。
男子枠 | 女子枠 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
年 | 応募 | 受検 | 差 | 応募 | 受検 | 差 |
2019 | 4.35 | 4.18 | 0.17 | 5.18 | 5.02 | 0.16 |
2020 | 5.17 | 5.03 | 0.14 | 5.30 | 5.17 | 0.13 |
2021 | 2.99 | 2.85 | 0.14 | 3.50 | 3.38 | 0.12 |
2022 | 3.28 | 3.21 | 0.06 | 4.35 | 4.15 | 0.20 |
2023 | 3.34 | 3.21 | 0.13 | 3.83 | 3.71 | 0.12 |
都立富士中学校の男女別倍率データと各年の小学校6年生の人数は次の通りです。
小学6年生の人数は、富士中がある中野区のデータも掲載しています。
入試年度 | 倍率 | 順位 | 中野区(人) | 区部(人) | 東京都(人) |
---|---|---|---|---|---|
2018 | 4.45 | 8 | 759 | 29,178 | 46,508 |
2019 | 4.18 | 9 | 739 | 31,093 | 48,849 |
2020 | 5.03 | 5 | 791 | 31,860 | 49,983 |
2021 | 2.85 | 10 | 814 | 32,292 | 50,383 |
2022 | 3.21 | 9 | 885 | 32,633 | 50,834 |
赤字は前年から倍率がアップしたところ。
順位は都立中10校の中での順番(高いほうから)。
中野区(人)は、受検対象となる中野区の小学校6年生男子の人数(5月1日時点)。
区部(人)は同23区内。東京都(人)は同東京都内。
データ出所:東京都教育委員会ホームページの数値から集計
富士中男子の倍率は、2020年に5.03倍と5倍を超えましたが、翌年は2.85倍と大きく低下しました。 都立中全10校の中での倍率をみると2020年度入試のみ5番目の高さでしたが、ほかの年は高くなく、倍率だけで見れば入りやすい学校となっています。
入試年度 | 倍率 | 順位 | 中野区(人) | 区部(人) | 東京都(人) |
---|---|---|---|---|---|
2018 | 5.40 | 7 | 638 | 27,413 | 43,658 |
2019 | 5.02 | 9 | 707 | 28,759 | 45,590 |
2020 | 5.17 | 8 | 750 | 29,583 | 46,806 |
2021 | 3.38 | 9 | 749 | 30,195 | 47,236 |
2022 | 4.15 | 9 | 802 | 30,373 | 47,479 |
赤字は前年から倍率がアップしたところ。
順位は都立中10校の中での順番(高いほうから)。
中野区(人)は、受検対象となる中野区の小学校6年生女子の人数(5月1日時点)。
区部(人)は同23区内。東京都(人)は同東京都内。
データ出所:東京都教育委員会ホームページの数値から集計
富士中女子の倍率は、都立中10校(女子枠)の中では低いほうで、2021年には3.38倍と4倍を下回りました。
男子 | 女子 | |||
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学校名 | 2023年 | 2022年 | 2023年 | 2022年 |
白鴎中 | 3.40 | 4.00 | 4.96 | 5.98 |
両国中 | 4.66 | 4.63 | 4.64 | 4.51 |
富士中 | 3.21 | 3.21 | 3.71 | 4.15 |
大泉中 | 3.90 | 4.04 | 4.85 | 4.53 |
武蔵中 | 2.98 | 2.99 | 2.69 | 2.90 |
小石川中 | 4.06 | 4.06 | 4.50 | 4.24 |
桜修館中 | 4.25 | 3.98 | 5.86 | 5.65 |
南多摩中 | 3.79 | 4.01 | 4.30 | 4.28 |
立川国際中 | 3.14 | 4.35 | 4.17 | 5.42 |
三鷹中 | 4.84 | 5.49 | 6.25 | 5.94 |
(東京都教育委員会ホームページ公表データより作成)
赤字は前年より倍率が上がったところ。