私立中学受験とは異なる公立中高一貫校の準備
一般的に中学受験をする場合は小学校4年生から塾に通わせて準備をしないといけないといわれています。
また、4年生からでは標準なので、低学年のうちから準備をしないとほかの子と差がつかないと考え、低学年のうちから塾通いを始めている家庭もあります。
中学入試では小学校では習っていないことも試験範囲となるため、どうしてもこうした準備が必要になります。
ただし、国語、算数、理科、社会と科目ごとの試験がある私立中学とは異なり、公立の中高一貫校(東京都)の場合は事情が異なります。
公立中高一貫校の準備は6年生からでもOK
公立中高一貫校の適性検査は、国語、算数といった科目ごとの試験ではなく総合的な試験なので、私立中学ほど細かい対策は不要です。
このため、小学校6年生から準備を始めても大丈夫です。ただし、基礎的な学力(学校の授業が分かるレベル)がないのなら、もっと早くから準備をしなければなりません。
適性検査では、知識を問う問題よりも思考力、表現力を問う問題が大きなウェートを占めるので、こうした問題への対策を6年生のときに行う必要があります。
5年生の成績も合格判定に使われる
ただし、合格判定に用いられる学校の成績(いわゆる内申書)は、小学校5年生と6年生の時のものが採用されますので、学校の成績もおろそかにすることはできません。
そうした意味で、学校の成績が良くないようであれば、小学校5年生のときから都立中高一貫校の受験準備が必要になります。