三鷹中の過去問分析(平成26年入試)
選抜方法(一般枠)の概要
都立三鷹中学の入学試験では適性検査【1】(45分)と【2】(45分)が行われ、これに報告書(小学校の成績)を加えた総合点で合格判定が行われます。
適性検査が2種類あるというのは、都立の中高一貫校の中では最も多いタイプの選抜方法です。
総合点は1000点満点で、適性検査【1】が500点、【2】が300点、報告書が200点となっています。
試験区分 | 試験時間 | 配点 | 内容 |
---|---|---|---|
適性検査【1】 | 45分 | 500点 | 大問4問、小問9問で構成 |
適性検査【2】 | 45分 | 300点 | 大問2問、小問4問で構成 |
報告書 | … | 200点 | 小学校での成績 |
適性検査【1】の詳細
身近な話題に関する資料を読み取り、論理的に思考する問題。
理科、社会の文章題に近いものと算数の図形問題。
題材となったものは「魚の卵の数」「明治から大正初期の繊維産業や貿易」「碁石を使った方位の表し方」など。
適性検査【2】の詳細
2つの文章を読んで設問に答える国語の読解問題に近いもの。
文章の出典は『升井純子「行ってきまぁす!」』と『長友佑都「上昇志向 幸せを感じるために大切なこと」』。
設問はすべて記述で回答する形式になっています。
- 本文から40字以内で抜き出し
- 180字以上200字以内で自分の考えを記述
- 45文字以上55字以内で理由を記述
- 180字以上200字以内で自分の考えを記述
試験問題はオーソドックスなものが多いので、資料を読み取り論理的に考える勉強や、自分の考えをまとめて記述する勉強をしておくことが必要です。