都立中の適性検査には読解・記述式の問題が含まれています。
2021年度入学者向けの適性検査でも各校で出題されました。
過去問は各校のホームページに掲載されていますので、ここでは出典と何文字程度の記述が必要だったかを一覧でまとめました。最新の出題傾向を知る参考にしてみてください。
都立中の適性検査は学校により2種類と3種類に分かれます。2021年入試では、白鴎中、両国中、富士中、大泉中、武蔵中、小石川中が3種類の適性検査を実施し、桜修館中、南多摩中、立川国際中、三鷹中は2種類の適性検査でした。
いずれの学校も適性検査委(1)が読解・記述式の問題であることは共通しています。
都立中の適性検査問題には、共同作成問題と独自問題があります。共同作成問題は都立中の共通問題で、独自問題はその学校オリジナルの問題です。
どちらを出題するかは学校が事前に公表していて、2021年の適性検査(1)では白鴎中、桜修館中、南多摩中、立川国際中、三鷹中が独自問題で、両国中、富士中、大泉中、武蔵中、小石川中は共同作成問題でした。
全体的な傾向として最後の問題で400字前後の記述が求められますが、学校により幅があります(三鷹中は325字以上350字以内と比較的少なく、立川国際中は460字以上500字以内と多い)。
いずれの学校もある程度の量がある文章を読んで回答しなければならないのですが、試験時間は45分です。時間内に指定の文字数をかけるような勉強も必要となります。
記述対策で大切なことは、実際に自分で書いて添削してもらうことです。理論・理屈を覚えていても、記述は書けなければ(表現できなければ)、点数になりません。
そのために必要なのは、書く練習。
ただし、書くだけでは独りよがりになるので、添削が必須です。
添削については必ずしも塾の先生が優れているとは限りませんし、大規模塾などの場合、アルバイト学生が添削している場合もあるので気をつけなければなりません。
添削に関してのノウハウは通信教育に一日の長があります。
こうしたものを上手に塾と併用することをオススメします。