都立中高一貫校を合格判定基準で比較

都立中高一貫校を合格判定基準で比較

都立中の合格基準一覧

東京都の公立中高一貫校の合格判定は全10校とも報告書(小学校での成績、いわゆる内申点)と適性検査の成績の総合点で判定されますが、その割合は中学校によりちがっています。

 

 

令和5年度入学生の場合、最も報告書(内申点)の割合が高いのは富士中大泉中桜修館中で、総合点の30%です。白鴎中も数年前までは内申点の割合が30%でしたが、現在では20%に変更されています。

富士中と大泉中の内申点の割合は数年前から上がりました。

 

内申点の占める割合が大きい中学では、筆記試験となる適性検査での出来不出来に左右される割合が比較的低く、逆に内申点の占める割合が小さい中学は、適性検査の結果が合格判定に大きく影響します。

 

下記に都立中高一貫校全10校について令和5年4月入学者での基準をまとめましたので志望校選びの参考にしてみてください。

 

都立中高一貫校の合格判定基準(令和4年4月入学者)

学校名 報告書 検査(1) 検査(2) 検査(3) 総合点 内申割合
白鴎中 200 300 300 200 1000 20%
両国中 200 300 200 300 1000 20%
富士中 300 200 200 300 1000 30%
大泉中 300 200 200 300 1000 30%
武蔵中 400 400 400 400 1600 25%
小石川中 200 200 200 200 800 25%
桜修館中 300 200 500 --- 1000 30%
南多摩中 200 267 533 --- 1000 20%
立川国際中 250 250 500 --- 1000 25%
三鷹中 200 300 500 --- 1000 20%
  • 適性検査(3)の「---」は実施せず
  • 内申割合とは総合点に占める報告書(内申点)の割合のこと
  • 報告書の点数は小学校5年と6年の時の成績をもとに作成されます(いわゆる内申点)。

南多摩中のように、適性検査1科目で総合成績の半分以上を占めることもあります。

 

適性検査は100点満点で採点されたのちに上記の点数に換算されます。例えば、適性検査(1)が「300」となっていれば、100点満点で採点した点数が3倍されて300点満点に換算されるというわけです。

 

また、内申点の計算方法も学校により異なります。
中学校別に計算方法をまとめているので下記から確認してみて下さい。