自宅で出来る都立中高一貫校入試対策(2)受験に役立つテレビの見方
都立中高一貫校に限らず中学受験を検討しているなら、受験に役立つテレビの見方というものを身に付けておきたいところです。
テレビは受験勉強の邪魔にしかならないという考え方は間違っています。子どもにとってテレビは自分が勉強していることと世の中の出来事をつないでくれるものです。
上手にテレビを見ることで、受験勉強も効率的になりますので、ぜひ知っておいてください。
テレビの近くに地図を置く
受験に役立つテレビ番組と言えば、ニュースやドキュメンタリーが思いつきますが、それだけではありません。情報バラエティといった番組も役立ちます。
ただし、入試に役立てるためには地図をテレビの近くに置いておくことが必要です。
地図が近くにあれば、テレビで出てきた場所をすぐに確認することができます。
そうすることで、世の中の出来事と受験勉強が子供の頭の中でつながります。
子どもにとってテレビは世の中のこと、地図は勉強のこと
大人はテレビで「札幌で…」といった話題があれば自然と北海道を思い浮かべると思いますが、子どもにはそうしたことが出来ません。
札幌が北海道にあるということを勉強の知識で知っていても、その札幌がいまテレビで流れている場所のことだということに結びつきません。
子どもは、まだ知識を断片的にしか知らないので、札幌=北海道という記号としてしか覚えていないことが多いものです。これだと応用問題が解けません。
いわゆる生きた知識が身につくのが世の中の出来事と結びつけて考えたときで、それが出来るのがテレビです。現地に行くのが一番ですが、あちこち出かけるわけにもいかないので。
また、札幌、北海道からイメージするものをテレビの知識でも良いので増やしておくと、都立中高一貫校の適性検査で多い記述問題対策や自分の考えを述べるということにも役立ちます。
カンタンに出来ることだと思いますので、ぜひ試してみてください。