都立中そっくり模試は受けたほうが良いのか?
都立中高一貫校の入学試験では私立中学と違って適性検査と呼ばれるものが実施されます。
この適性検査対策として行われているのが「都立中そっくり模試(早稲田進学会)」です。
都立中そっくり模試とは
都立中の適性検査の問題形式はパターン化されています。
そのパターンに沿った問題で行うのが「都立中そっくり模試」です。
ただし、都立中の適性検査には共通問題と各校オリジナル問題と呼ばれる問題があります。共通問題は都立中(全10校)で共通の問題、オリジナル問題は各校独自の問題です。
また、適性検査を2科目実施する学校と3科目実施する学校があります。
このため都立中の適性検査といっても学校によって中身に違いがあります。
「都立中そっくり模試」は学校ごとの違いも考慮して行われます。
(下記のように対象校により模試がわかれています)
- そっくり模試(小石川、武蔵、大泉対策)
- そっくり模試(白鴎、富士対策)
- そっくり模試(三鷹対策)
本番と同じ問題が出題されるわけではないのですが、私立とは違う問題形式に慣れておくというのは大きなメリットがあります。時間配分など模試で気づくことがあるからです。
自宅で過去問を解くのと試験会場で問題を解くのでは雰囲気が違うため、時間の感覚が違ってくるものです。志望する学校の模試を一度は受けてみることをオススメします。
ただ、この中にない学校もありますよね。
両国中、桜修館中、南多摩中、立川国際中の4校です。
この4校を志望する場合は他校向けのそっくり模試を受けるのも効果的です。
都立中の適性検査には共通問題と呼ばれる問題があるからです。
この共通問題の形式に慣れておくだけでも大きなメリットです。
また、各校オリジナル問題にも似ている部分が少なからずあります。
私立中向けの模試よりは、はるかに実際の適性検査に近い問題が出題されるので、これから何を勉強していけば良いかの参考資料にもなります。
ただし、何度も受けるメリットはそんなに高くないと思われます。
目的は適性検査の問題形式に慣れることだからです。
何回も受けて悪いことはないのですが、模試となるとそれなりに時間を取られます。
ほかに効率的な時間の使い方があるなら、毎回受ける必要はありません。
適性検査の形式に慣れるという目的で活用することをオススメします。