都立中と私立中を併願する場合の夏期講習選びのポイント
夏休みに入ると6年生にとっては中学入試まで残り半年あまりです。
そろそろ志望校も決まり出しているのではないでしょうか。
今の段階では志望校をひとつに絞るよりも、候補がいくつかあるという人が多いと思います。
そこで、都立中高一貫校と私立を併願する人向けの夏期講習の選び方で気をつけたいことをまとめました。夏期講習選びの参考にしてみてください。
共倒れを避ける
併願で一番怖いのはどちらも不合格になってしまう共倒れです。
これは夏期講習選びでも起こりえます。
都立中高一貫校の入試は適性検査という独自の形式で行われます。
このため私立中の入試対策とは別の勉強が必要になります。
夏期講習もこれにあわせて都立中高一貫校受験生向けの講習というものがあります。私立中受験生向けの一般的な夏期講習とは勉強する内容が違うものです。
都立と私立を受験予定だからと言って、両方の夏期講習を受けるのは危険です。
どちらも消化不良になってしまう可能性があるからです。
夏期講習は参加することに意味があるのではありません。
そこで学んだことを秋以降、受験本番で活かすことに意味があります。
そのためには夏期講習へ参加する前と後が大切。予習と復習です。都立向けと私立向けの2種類に参加してしまっては、この時間が取れなくなる可能性があります。
となると、どちらも理解が中途半端のまま。
内容は消化不良で、疲れだけがたまってしまうことになります。
併願予定ならまずは私立中向けの夏期講習に参加
共倒れを避けるためには、どちらかひとつに絞る必要があります。
併願を考えているのであれば、夏期講習は私立中向けの一般的なものをオススメします。
理由は私立の入試対策のほうが時間が掛かるからです。
受験校にもよりますが、私立中の入試は基本的に4科目です。
適性検査2種類(または3種類)の都立よりもそれだけ対策が必要です。
また、私立向けの夏期講習のほうが種類も多くノウハウにも蓄積されたものがあります。都立向けは私立よりも歴史が浅いため、塾にも試行錯誤的な面があります。
都立向けは体験学習などでフォロー
ただ、都立向けの勉強を何もしなくていいというわけではありません。
夏休みだからこそ出来ることもあります。
例えば、科学教室などが行っている体験学習です。
都立中高一貫校での適性検査では「自分の頭で考える力」が問われます。
こうした能力は机の上の勉強だけでは身につきません。
体験を通じて学んだことが身につくものです。
夏休みは小学生向けの体験教室がいろいろと行われています。
受験勉強のリフレッシュ効果もあるので積極的に参加することをオススメします。
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