都立中の御三家とは、小石川中(文京区)、両国中(墨田区)、武蔵中(武蔵野市)のことです。
東大合格数が多いから御三家と言われています。
小石川中 | 両国中 | 武蔵中 | |
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現役生 | 15名 | 5名 | 8名 |
浪人生 | 1名 | 1名 | 1名 |
合計 | 16名 | 6名 | 9名 |
御三家の中でも東大合格者数(令和5年度入試)は小石川中が最も多く、16名でうち15名が現役での合格でした。小石川中は一橋の合格者も11名(全員合格)と御三家で一番多くなっています。
令和5年度入試(2022年4月入学)で御三家の受検倍率を比較してみるとこうなります。
小石川中 | 両国中 | 武蔵中 | |
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男子倍率 | 4.06 | 4.66 | 2.98 |
女子倍率 | 4.50 | 4.64 | 2.69 |
御三家の中で受検倍率が最も高かったのは男女とも両国中で、男子4.66倍、女子4.64倍でした。
両国中は募集人数が2021年度までの男女各60名から2022年度に男女各80名に増えました。
都立中10校の中で比べると、御三家の倍率は必ずしも高くありません。
小石川中 | 両国中 | 武蔵中 | |
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男子倍率 | 4位 | 2位 | 10位 |
女子倍率 | 6位 | 5位 | 10位 |
令和5年度入試での倍率順位
御三家は偏差値が高い受験生も多く、倍率が低いからと言って合格しやすいわけではありません。むしろ少数精鋭による競争のため、合格へのハードルはきびしくなります。
令和5年度入試(2023年4月入学)の募集要項で適性検査と内申点の割合が発表されています。
小石川中 | 両国中 | 武蔵中 | |
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適性検査【1】 | 25% | 30% | 25% |
適性検査【2】 | 25% | 20% | 25% |
適性検査【3】 | 25% | 30% | 25% |
内申点 | 25% | 20% | 25% |
3校とも適性検査は【1】から【3】まで各45分で実施します。
合否判定に占める割合は微妙に異なり、小石川中と武蔵中は適性検査【1】から【3】と内申点(小学校の成績)を同じ割合(総合成績の4分の1ずつ)とします。
両国中は、内申点の割合が小石川中、武蔵中より低く20%となり、その分、適性検査の割合が高くなります。特に適性検査【1】と【3】が30%ずつと大きな割合を占めます。
都立御三家に合格するには、それぞれの学校にあった対策が必要です。
くわしくは下記の記事に記載しています。
都立中も公立中ではありますが、東京都で公立中御三家と言ったときは、区立中の御三家を意味します。